07.18.02:57
[PR]
04.13.01:07
出てきた
ネット上に保管している写真や文書ファイルを整理していたら、某チャットでやった三語らしきものが、もうひとつ出てきた。
お題のメモがないけれど、たしか、巫女と虎とウイスキーだったような気がする。
……とはいっても、2006年10月頃の記憶のはずだから、定かではない。
*****
寒風が吹きすさぶベランダに出ても、夜は、それほど暗くない。
わかっていたことではあるけれど、マンションのベランダから見上げる夜空に、星なんか見えやしない。
チッと舌打ちをした私は、ウィスキーの小壜をじかにクィッと煽った。
急に大きく動かしたせいか、私の右腕に小さな痛みが走る。
「これじゃ、狼男がいても変身できないじゃん」
満月……には、ちょっと足りない。
足りていないのは、ほんのちょっとだけだけれど、狼男が変身できるのはフルムーンのみだ。
(不便だよねー、満月しかダメだなんて。ま、現実には存在しないから、いいけどさ)
煌々と夜空を照らす月の光の冴えは鈍く、過剰なほど地上に溢れている人工灯に圧され気味だ。
――真実の闇夜ならば、月だって、その真価や美しさをもっと発揮できるだろうに。
つらつらとそんなどうでもいいことを思いながら、私はウイスキーの小壜に残った、最後のひと口を飲み干した。
予想していたよりもまだ残っていたウイスキーが、ツウッと唇の端から零れる。
手の甲でそれを拭って、ぷはぁーっと酒臭い息を思いっきり天空へ吐きかけと、まるでささやかな冒涜のような気がして、ちょっとした爽快感さえ得られた。
別に、月に対して信仰心を持っているわけじゃない。
私の勤める神社には、年に一度だけ、秘められた日に深夜の奉納舞が行われる。それだって、いわば行事で、神社に使える者たちに『心』がなければ、どこにでも転がっている単なるイベントに過ぎない。
奉納舞のあとの酒盛りを「右腕が痛むから」と拒否したのにも関わらず、自宅でひとりウイスキーを飲んでいるのは、そんなこんなに嫌気がさしてきたからだ。
いや、違う。真実、右腕が痛かったことが理由だ。
「……吾輩は、虎である」
だけど、こんな夜には、変身できない。
――月が満ちていないから?
そんなことはない、月なんか関係ない。単純にアルコールが足りないだけだ。
「ちぇっ。こんな小さいのじゃ、全然ダメ。もっと大きいのを買ってくれば良かったな」
ベランダの冷たいコンクリートに、どっかりと腰を据えて浴びるほど酒を飲めば、虎になれるだろうか。
ハァッとついたため息が白く凍り、私はブルッと身震いをひとつしてベランダをあとにする。
ちょっとした動きに、右腕の傷がピリリと響く。
忌々しいその痛みに眉をしかめながら、私は自分の姿を見て再びため息をついた。
(着替えなきゃ、な)
巫女の衣装を脱いで、熱いシャワーでも浴びれば忘れるだろうか。
それとも、もっと酒が必要だろうか。
(あんなの、錯覚に決まってる……)
今ロックしたばかりの窓の施錠を、私はもう一度確認する。
奉納舞の最中に見たものが、まざまざと脳裏に甦る。
この明るい夜の闇とは比べ物にならないほどの真闇からのびてきた、あの腕を。
ぶるぶると頭を振って、私は幻影のようなそれを追い払った。
そんな私を嘲笑うかのように……右腕の引っ掻き傷が、ピリリと痛んだ。
04.11.23:02
今日は法事
なにゆえに、吹田なのか……3月に他界した大叔母の、三十五日法要があったから。
四十九日にあたる日は、法事を開く予定の会館が閉館日なんだそうで。。。
一旦帰宅して、着替えたあと、今度は昨日と一昨日にしたお花見の写真の現像のために写真屋へ。
昨日と一昨日のお花見メンツ4人のうち、2人は初めて一緒にお花見をする相手で、写真をあげる約束をしたのでした。
それぞれ、良さそうなものを選んで現像を頼み、待ち時間でお買い物。
4GBのメモリスティックが980円で売っていたので、写真保存用として、ひとつ購入。
スーパーへ回って食材を買ってから、やっと本格的(?)に、帰宅。
法事の帰りにいただいた、おさがりのお菓子とコーヒーでちょっと休憩して、次はお弁当の仕込。
明日は明日で、今春まだ一度もお花見をしていない父上を、いつもの場所へ連れ出すのです。
お弁当の仕込というのは、明日はお弁当を買うのではないからなのでした。
そなに明日の「お花見弁当」の内容の予定は、鶏の八幡巻き、れんこんの酢の物、ピリ辛こんにゃく、ごまめ、荒挽きウインナーのケチャップ炒め、わけぎの酢味噌和え、混ぜ物をしない白ごはん。
お弁当として詰める時には、パランのかわりにレタスを仕切りに使います。
今日の仕込で、すでにピリ辛こんにゃく・ごまめ・酢れんこんは完成。八幡巻きは、明日は切るだけ。
他に明日やることは、白ごはんを炊くこと、わけぎを切って茹でて合わせた酢味噌に和えること、今日のうちに切ってある荒挽きウインナーをケチャップ味で炒めること……あとは、お弁当箱かお重な詰めるだけ。
父上の味の好みと食べるもの、という内容なので、明日のお花見弁当の内容は、これでおしまい。
いつもなら一緒に行く母上も、明日は予定があっていないので、父娘ふたりのお花見です。
月曜水曜木曜金曜、それに明日の日曜日……今週は、そんなお花見週間。
今日は今日で法事のために外出、週明けの月曜は山を越えてお見舞いに出かけなくてはならない。
担当さんたちに「週明けに」と約束したお仕事は、いったい何時やるんだろう?
……まあ、原稿の〆切じゃないし、なんとかなるさ。
04.10.20:35
伊丹~西宮
今日は、そんな一日だった。
伊丹のお花見写真は、人物メインなのでアップできない。
でも、N市街地で見つけた桜とワイルドフラワーの種を蒔いたらしい場所の写真は、お披露目。
04.09.17:04
お花見週間
しかも昨日今日と2日間連続(笑)
携帯ではなくデジカメで下手な写真を撮ってきたので、お披露目です。
▽青空と、桜の枝。
▽まるで花手鞠のようでした。
▽河原で満開の桜、近影2枚。
▽河原の斜面で見つけた蒲公英。
▽河原近くの某社敷地、ここはいつも土筆畑になる。
▽河原近くの田圃にて、れんげ近影。
▽ランチ前に車でお花見ドライブ、有馬温泉。
お花見ランチでいつもの場所へ行く時には、河原へ降りることも多いので、月曜水曜の時は洋服で行きました。
でも、今日は降りて行く予定がなかったので、いつもの着物に草履姿で、お花見ランチ。
昨日たべたのは、ほっかほっか亭の「のりスペシャル弁当」。
今日たべたのは、同じく、ほっかほっか亭の「のり唐揚げ弁当」でした。
04.06.19:06
若菜摘む
……はい。しょっぱなから百人一首です。
これは、光孝天皇が詠んだもの。
今日は、若菜を摘んできました。
でも、もうこの季節なので、暖ちゃんの袖には雪がついたりかかったりはしません。
そして摘んできた場所は、野原ではなく河原でした。
ちなみに、「君がため」に相当するのは……私自身と、あとは母上かな。
若菜というのは食用や薬用に使える野草のことですが、今日摘んできたのは、よもぎとつくし。
つくしは、つくし好きな母上のところへ。
よもぎは、自宅に持ち帰りました。
この間から、そろそろ「よもぎ餅」を搗きたかったんですよね。
つくしのほうは、今日は、収穫としては、あまりよくなかったのですが、柔らかいよもぎの葉と新芽はたっぷりといただいてきました♪
よもぎ餅に使う新芽の部分は、重曹を入れた熱湯で茹でて刻み、明日搗こうと思っているお餅に投入する分以外は、冷凍庫へ。
お餅用にする分以外は、お水で洗ったあとザルにあげ、今は外で干しています。
干したよもぎは、どうするのかというと……「よもぎ湯」のための、天然入浴剤にするのでした。
ちなみに今日も、よもぎ湯です。が、今日は、お餅用に茹でた時のお湯を、とってあるのでした。
重曹が入っているお湯ですけれど、重曹は口にいれるものでもあるし、入浴剤にも使うので、何の問題もないのです。
お餅用に茹でたあとのよもぎは、お水に浸して絞り、刻むのですが、この時の水も捨てずにとってあります。
500mlの空のペットボトル3本分、こうした「捨てるはずのお湯や水」を、とってあります。
生や乾燥の葉をバスタブに入れるのが「よもぎ湯」ですが、あらかじめ煎じて濾したものをお風呂のお湯の中に入れる……という方法の「入浴剤」もあるのですよ。
茹でた時のお湯や、そのあとの排水は、捨てればただの排水です。
だけど、お湯や水によもぎのエキスが流れ出てしまっているので、これを入浴剤として使わない手はないのでした(笑)
まあ、そんなわけで、若菜摘みをしたあとの今の私の手は、洗えども洗えども、草の色がとれません。
石鹸で数度洗ったのですが、まだとれない。
まあ、いつものことなので、あまり気にしないのです。
お風呂に入れば、爪の間に入り込んでしまった草の色素もとれちゃうからね。気にしたって、しょうがない。
そんな今日のお昼ご飯は、まだもう少し早いかなという感じもする桜を眺めながらの、お花見ランチでした。
ランチといっても、コンビニおにぎりがふたつと、からあげ。それに、お茶。
今朝は5時半起床で一日をスタートさせたのですが、急きょお花見することになったので、お仕事は全然進んでいません。
これで、お仕事も適度に捗れば、100点満点の一日かも?(笑)