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07.18.12:59

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  • 07/18/12:59

04.02.01:28

三語:お題「チョコレート・コオロギ・姪っ子」

 悪魔っ子が、やってきた。
 ――誇張じゃなくて、それは事実だ。
 悪魔っ子は、無邪気な顔で、時としてシャレにならないことをする。
 奇しくも、今日は十三日の金曜日。
 可愛い顔をした悪魔っ子は、今、夕食の準備をしているおふくろにくっついて回っていることだろう。
 ――なんだって、こんな日に。
 つるべ落としの、秋の空。暗くなった庭のどこかでは、俺のキライな虫たちが鳴いている。
 来週月曜からは、中間テストが始まる。夏休み明けの実力テストで散々な結果だったこともあり、今回のテストは気が抜けない。
 カチカチとシャーペンの芯を出しては、人指しの腹で引っ込める。何故、そんな無意味なことをするのか……答えは簡単だ、気が乗らないから。
 ハァッとため息をついた俺は、ふと机の上のテキストから顔をあげて、仰け反った。
「うわぁ……っと、びっくりするじゃないか」
 悪魔っ子が、そこにいた。
 にこにこと愛らしい笑顔で、俺を見ている。
「どうした? にーちゃん、今日は遊んでやれないんだ。ごめんな」
 きっと、勉強の邪魔をしに来たのだろう。
 夕食の準備をしているオフクロも、いくら可愛い孫とは言え、いそがしい最中にくっついて回られるのは迷惑なはずだ。
(体よく追い払われたかな)
 オヤジが帰宅していれば、嬉々として初孫の相手をするのだろうけれど、こんな日に限ってオヤジは飲み会で遅いらしい。
 悪魔っ子の両親、つまり俺の姉夫婦は、日曜の夜まで愛娘を迎えに来ない。
 姉夫婦は、遠方に住んでいる友達の披露宴へ出かけている。
 泊りがけで行くという娘の話を聞いて、可愛い孫を預かると言い出したのは、果たしてオヤジかオフクロか。
「……まったく、もう。可愛い息子が受験生だっていうのを、忘れているんじゃないのか?」
 ブツブツと小声で呟く俺を見て、悪魔っ子が、にこーっと笑う。
 ――うっ、この顔は。
 可愛い。ロリコンのケは断じてないけど、幼い姪っ子はマジで可愛い。
 しかし、この『にこーっ』は、これまでの経験からいうと、とっても危険なんだ。
「にぃちゃー?」
「……はぁい」
「とり、おあ、とりー?」
「…………は?」
 今のは果たして、何語だろう?
「にぃちゃ、とりー?」
 にこーっと笑って、悪魔っ子が右の手のひらを差し出す。
 この手は一体何だろう、と首をかしげた俺の目に、悪魔っ子が胸につけているバッジが映った。
 オレンジ色の、カボチャを繰り抜いて顔にしてあるデザインのバッジだ。
(ははぁ、なるほど、ハロウィンか)
 悪魔っ子の視線がチラチラと動いている。標的は、俺の机の上に載っているチョコレートの小箱の中身らしい。
「なんだ、チョコが欲しいのか? ハロウィンは今日じゃなくて、確か、月末あたりだぞ?」
 そんなことを言っても、まだ3歳にもならない悪魔っ子には、理解できないに違いない。
 にこーっと笑って、催促するように右の手のひらを更に俺のほうに突き出す。
「はいはい、チョコが欲しいんだな」
 オフクロのことだ。オヤツを欲しがる悪魔っ子に、「夕食前だからダメ」とでも言ったのだろう。
 イタズラ盛りの悪魔っ子も、おねだりをするために『にこーっ』をするようになったのか……ちょっと感慨深い気持ちで、俺はチョコレートの小箱の中に、無造作に指を突っ込んだ。
 掴もうとした個別包装のチョコが、俺の指先をサワサワとくすぐる。
(ん? なんだ???)
 悪魔っ子の顔を見ていた俺は、嫌な気配に凍りつく。
 ……サワサワ、サワサワ。
「にぃちゃ、とりー?」
 機嫌の良さそうな顔で、悪魔っ子が俺に聞く。
「おい……俺が見ていない間に、何か、入れたのか?」
「こーろぎ!」
 にこーっと笑った悪魔っ子の声が合図であるかのように、チョコレートの小箱からコオロギがピョンと飛び出して……。

 その後、俺が部屋中を女々しく逃げ回ったか、それとも男らしくコオロギを追い払ったか。
 あるいは、悪魔っ子がコオロギを掴んで俺を追い掛け回したか……答えは、聞かないのが『情け』というものだ。

*****

保存しておいたところから、原文ママで転載。
メモによると、2006年10月、所要時間約30分。
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04.02.01:06

お祭りに

……参加できませんでした。
何のお祭りかというと、4/1、エイプリルフール、ホラ吹き祭り。
どうせなら、何の罪もなさそうな楽しい嘘をつきたいのに。
あっという間に、一日が終わっちゃったよ。

昨日は朝から出かけていたのですよ。
4時間睡眠で自宅を出発、車を片道1時間半ほど運転して、最初の目的地に到着。
所用で、ぐりると回ってきたのですよ……尼崎と伊丹を。
親戚宅、病院、市場、知人宅……と回ってきて、帰宅は3時頃。
帰ってみると宅配の不在票が入っていた。ので、6時以降の再配達をお願いする。
そのあとは、疲れてしまっていたので、お昼寝。
うとうと~っと気持ちよく寝ていたら、担当から電話が入る。
打ち合わせをしたのち、再度ベッドでおやすみなさい。
6時を回った頃に玄関チャイムが鳴って、宅配で届いた携帯小説の契約書を受け取る。
今回は、やけに契約書の届くのが早い。きっと、原稿が早かったせいだろう。
玄関先まで出て宅配を受け取ったけれど、まだ寝足りなくて、みたび、ベッドに懐く。
結局は、7時頃にもそもそと起きだした。

晩ご飯は、昨日から食べている五目ちらし寿司。
それに、にゅうめんと、尼崎の市場で買ってきた美味しい平天。
あと、せん切りにしたキャベツを平天に添えて、テレビを見ながら、もぐもぐ。
食後には、同じく尼崎で買ってきた大粒いちご「紅ほっぺ」を半パック。

疲れやすく、疲れが抜けにくい。
そういう体質なので、お昼寝と食事をしても、まだ疲れてが抜けていなくて、やっぱり原稿に気持ちが向かない。
……ので、新年度がスタートしたことでもあるし、PNでやっているサイトを、更に半パックの「紅ほっぺ」をつまみながら、ものすごく久しぶりに更新する。
あちこち更新したり撤去したり設置したりしているうちに、あっという間に時間は経って、エイプリルフールの楽しみは、そっちのけになってしまった。

090401_123702.JPGそんな今日は、外出中にケーキを食べた。
どこでお昼を食べるかなー、あそこにしようかー、ああそうだねー。というようなノリで寄ってみたら、ケーキバイキングをしていたもので……よしお昼ご飯はケーキバイキングだぞ、と。
食べたのは、いちごのタルト、いちごのミルフィーユ、チョコレートのケーキ。
コーヒーは、おかわりをして2杯いただく。
普通サイズにカットされたケーキなので、3つで満腹になってしまった。
090401_130636.JPGどこのお店のケーキかというと、写真のお皿を見ればおわかりになるかと思うけれど、某F家のケーキだったりする。
嗚呼、イタリアンショートも食べたかった……。
シンプルで美味しそうだったロールケーキも、食べたかった……。
まあ、胃袋の許容量に限界があるし、どれだけ気持ちは欲張っても、入らないものは、入らない。
ケーキは美味しかったし、お腹は満ちたし、「もっと食べたかった」とは言っても十二分に満腹になったし、別にバイキング負けしているわけでもないので、当然ながら不満もない。
でも、やっぱり、イタリアンショートとロールケーキも、食べたかったなぁ。

03.31.14:49

年度末

今日は、玄関のチャイムが鳴って、目が覚めた。
慌てて人前に出られる格好になり、玄関先に出る。
……明け方近くに寝て、昼に起きる生活だと、こういう時には不便だ。

目が覚めたら、いつもの通りの入浴タイム。
バスタブにお湯を入れてお風呂に入ったあとは、朝ごはん。
昨日の夜のうちに、ちらし寿司を仕込んでおいたので、今朝はそれを食べた。
ちらし寿司の具にしたのは、甘辛く炊いたツナ、「ちらし寿司を作ろう」と思ったきっかけのセール品のれんこんは甘酢に。
あとは、人参とグリンピース、刻んで炊いた油揚げ……で、ありあわせの五目ちらしになった。
昨夜のうちに作ったのは、味をなじませておくため。
今回は、お酢ひかえめの五目ちらし寿司にした。
五目ちらし寿司と、烏賊入りの炙った薩摩揚げの平天、蒸し焼きにしたもやしが半パック。というのが、今日の朝ごはんになった。

食後、郵送しなきゃならない書類に捺印して、他の差出物ともども、郵便局へ出しに行く。
普通に出すだけならポストでいいのだけれど、今日はお支払い関係で、現金書留も出さなきゃならなかったからだ。

今年の書類は、今年のうちに。

年度末のうちに他の書類も……とファックスで送る書類を見たら、先月末が期日だった。
ありゃ~と思ったものの、期日を過ぎたからと言って、出さないままというわけにもいかない。
遅れてゴメンね的内容の表紙をつけて、ファックスの返送も済ませておいた。

今日これからは、ぽつりぽつりと原稿を進める。
自分的に、今月は、携帯小説の原稿の強化月間にしていた。
なので、今日も手をつけるのは、携帯小説の原稿。
明日は朝から出かける予定で、多分帰宅してからも疲れて手につかないだろうから、今日は、がしがし原稿を進めたいと思っている。
配信済の携帯小説の、売上のほうは順調な模様。
現在、2話目まで配信になっているけれど、今週は配信先で、2位3位とダブルで上位に食い込んだ。
そうなればいいいな~と思っていたので、素直に、うれしい。

ブログを更新したら、原稿を。
そう思っていたはずなのに、お昼寝の気配に、もやもや~っと包まれてしまっている。
最近は、ちょうどこれくらいから眠くなる。
うっかりすると19時くらいまで寝てしまうから、お昼寝するにも油断は大敵。
「おいおい、原稿するんじゃなかったのか?」とツッコむ声が頭の中でしているけれど、眠気に対して無暗に抵抗しても能率が落ちるだけだ。

気持ち的には1時間ほどのつもりでお昼寝タイムに突入して、目が覚めてから、改めて原稿に取り掛かろう。
そんなわけで、……おやすみなさい。

03.28.03:04

ちくちく、と

今日は、使い古しの手拭いで、底のある巾着の試作。
090328_023658.JPG





ふくろう柄の、巾着。
持ちあげてみると、こんな感じ。
090328_023757.JPG









持った場合の側面は、こんな感じになる。
ついでに、先日購入した二部式着物の柄も、お披露目(笑)
手、その他の不要物が映っているのは、ご愛敬。
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もうひとつ、今日縫ったあずま袋。
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こちらは、先週縫ったあずま袋。
090328_024244.JPG






他にも縫ったものがあるけれど、あずま袋だったり、普通の巾着だったりするので、省略。
ちくちくするのに使っている手拭いは、どれも、100円ショップのダイソーで購入したもの。

03.25.20:35

揚げ揚げ

今日の晩ご飯は、揚げ物。
090325_193015.JPG





ガス火ではなく、ホットプレートで揚げてみました。
……何故かって?
鶏むね肉を使用した「ジャンボチキンカツ」を揚げると思うと、
普通のフライ鍋では、サラダ油の量が足りそうになかったから。
090325_193035.JPG





海老フライとチキンフライ、どちらも自分で衣をつけたもの。
揚げてないけれど衣をつけた海老は、あと5尾ある。
チキンフライのほうは、100g48円だったむね肉2枚を、
まず半分に切ってから、厚みを揃えるために多少開いた。
090325_193329.JPG





チキンカツの2枚目を、揚げる。
揚げておいて、1枚は、明日にでもチキンカツサンドにする予定。
090325_193851.JPG









食べきれるのか!? と、思うくらいの量。
海老フライ5尾と、このチキンカツ半分を食べようと考えていた。
でも、実際には、ペーパーの上にある揚げ物を全部ひとりで食べてしまった。

揚げ物三昧だった、今日の晩ご飯。
まとめて衣をつけておいたから、しばらくの間、揚げ物は簡単。
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